nicori create

『手に吸い付くような、木のカトラリー』

これは、ただの木べらではありません。
家具や楽器として生まれるはずだった、カリンの木。

その凛とした美しさと
どこか色気を感じる艶やかな質感が
手のひらにすっと馴染む、ひとつの道具になりました。

すべすべとした手触り。
細身でスマートなその姿は
台所に立つ人の所作をどこまでも美しく魅せてくれる。

カリンは美しい赤褐色と縞状の模様が特徴で
質感がとても品よく、重量感もあるため
一般的には家具や楽器として使われています。

和食でもスクランブルエッグなどの洋食の調理にも大活躍。我が家では使わない日はありません。

先が通常の木べらの半分の細さなので
ひっくり返すより、混ぜる料理に向いています。

柄の部分につけた丸みのおかげで
手が小さめの方でも持ちやすく疲れにくくなっています。

炒めるたびに、混ぜるたびに、
音もなく静かに
だけど確かな存在感で寄り添う一本。

料理をする人の背中が、
少しだけ誇らしくなるような道具でありますように。

素材：カリン
仕上げ：蜜ろう
長さ：37ｃm

【ご利用上の注意】
・食器洗浄機のご利用はご遠慮ください。手洗いしたあとは風通しの良い日陰でよく自然乾燥させていただくようお願いします。

・自然塗料の蜜ろうで仕上げているので、長く使用していると塗装が薄くなってしまいます。
かさつきが気になる箇所を紙やすりの400番で磨いて、お手持ちのオリーブオイル等を布に取って油分を含ませるとつやが戻ります。